【上田市】本原小でオンライン「夢の教室」夢先生「失敗を恐れず挑戦を…」北小・南小・丸子北小でも開催

信州民報

こころのプロジェクト「夢の教室」は8日、上田市立本原小学校5年生(34人)を対象に同校で行った。


夢の教室は日本サッカー協会(JFA)が行うもので、現役のJリーグ・なでしこリーグ選手やOB・OG、その他の種目の選手らが「夢先生」となって授業を行い、「夢を持つことの大切さ」などを伝えるもの。


本来は講義と実技を通じた授業を行うが、昨年からは新型コロナウイルス感染症の感染防止の観点から、オンラインでの授業を行う。この日、本原小で夢先生を務めたのは法師人美佳さん(サッカー)。


 ジェスチャーゲームで画面越しの子どもらの緊張を解き、授業を開始した法師人さんは「片腕のない人が野球選手になること」「手がない人がピアノをひくこと」など、できると思うかを子どもたちに質問。


さらに「身長148㌢でサッカーも大して上手じゃない、足も全然速くない。そんな人がサッカー選手になることはできる?」と自身についても取り上げ、実際に困難を乗り越えてやり遂げた人を紹介。「できて当たり前・できなくて当たり前なことなんて一つもない」と語る。
 また自身がサッカー選手になったあゆみも紹介し、サッカーが原因で始まったいじめに対して親が味方となってくれた出来事について、「サッカーをしていく限り、ずっと独りぼっちで生きていくと思っていたが、困った時に助けて味方になってくれる存在が、一人でもこの世にいると信じられた瞬間、サッカーを続けてみようと思った」と振り返り、挑戦する人の周囲には支えがあることを伝える。


さらに子どもたちは夢の教室にあたって配られた「夢シート」に自分の夢を書き込み、自信を持って発表。「プロテニスプレイヤーになって全米オープンで優勝したい」「イラストレーターになって絵を描く仕事をしたい」などと話す子どもらに、法師人さんは「その勇気があればまちがいない」「失敗を恐れず挑戦しよう」と勇気づけ、子どもたちは印象に残った言葉などもメモを取りながら、法師人さんの話に熱心に耳を傾けていた。


なお夢の教室は今年度市内で北小、南小、丸子北小でも19日(金)にかけて順次、開催する。
 

▲オンラインで画面越しに夢先生とふれ合った

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