上田地産地消推進会議・学校給食部会(唐木裕史部会長)は「企画給食」の一環で3日、市立塩尻小学校(甘利尚之校長、174人)で県オリジナル米「風さやか」の出前授業を行った。同部会では子どもたちに旬の農産物がどのように育てられ、どう運ばれ、給食に並ぶのかを学んでもらい、地産地消の推進に繋がってほしいと、各地の旬の農産物を使った企画給食を平成30年度から開始。「風さやか」は今年度6品目だ。
風さやかは県農業試験場が13年の歳月をかけて開発し、平成25年に品種登録。同校講堂で行われた出前授業では県の上田農業農村支援センター・上原誉之さんがクイズを交えながら「米が収穫されるまで」「上田で美味しい米がとれる理由」「風さやかの魅力」を楽しく伝える。県のマスコットキャラクター「アルクマ」、県地産地消推進キャラクター「旬ちゃん」、JA信州うえだキャラクター「真田のぼるくん」も参加。子どもらは元気よく手を上げ、「風さやか開発のきっかけは?」など質問や感想を述べた。
同校給食委員会・金井有一朗委員長(6年)は「風さやかは開発に13年かかっている、来週月曜(6日)の給食に出るので感謝しながら食べましょう」とあいさつ。今後、市内全小中学校での給食各校2食(約2万4000食)に使用される。

