青木村は「第6次村長期振興計画」の策定にあたり、村民から多くの意見を聞くための「むらづくりアンケート2021」を今年6~7月にかけて実施。このほど、集計結果を公表した。
現在、村は2022年度~2031年度の10年間を計画期間とする、「第6次村長期振興計画」の策定を進めている。同アンケートは、むらづくりに対する評価や現在の暮らしに対する満足度、今後のむらづくりへの意向などを把握するために行い、結果を計画策定に活かすためのもの。
アンケートは18歳以上の村民の中から性別、年齢、地区などを考慮して無作為に抽出した2000人。回答者は1049人(郵送回答828人、Web回答221人)で、回答率は52・45%だった。村は、回答者の属性について「各年齢層からバランスよく回答が得られている」などとする。
アンケートで【暮らしやすさ】の質問には、「大変暮らしやすい」「どちらかと言えば暮らしやすい」の合計が約85%となった。また【現行計画の各分野の施策に対する満足度と重要度】の質問では、施策の満足度と重要度を4段階で評価。「教育、文化、スポーツ」分野は、すべての施策で満足度が高い。学校教育、保育(幼児教育)、家庭教育・地域教育は重要度も高く、「継続的な施策推進が求められる」とした。
一方「農業、林業、工業、商業、観光、雇用」の分野は、すべての施策の満足度が低いが、その中でも重要度が高い「農業と雇用がこの分野における重点課題として捉えられる」としている。
ほか【どのような施策に力を入れるべきか】との問いには、「スーパーマーケットがほしい、生活必需品の買い物は上田市まで行かないといけない」「村内で働ける場所が必要、若者が住み続けられる環境が必要」などとした回答もあった。
新型コロナウイルス感染症拡大に関しての質問では、ワクチン接種について「十分な対応がなされていると思う」「それなりの対応がなされていると思う」の合計が全体で95・7%となった。
なお、むらづくりアンケート2021の集計結果(概要)は村ホームページで公開している。村は長期振興計画策定に向け今後、アンケートの結果を踏まえて地区懇談会やパブリックコメント及び3回の審議会などを経て、令和4年2月に成案化して同年3月議会に議案として上程する予定だ。