『慌てるな 詐欺かもしれない その電話』心を込めた「書」で地域の安全・安心願う書家・両角閑堂さんが被害防止の啓発活動上田市内

信州民報

特殊詐欺被害をなんとしても防止したい―と、上田市の書家・両角閑堂(喬男)さん(一二三堂印舗経営)は、講師を務める高齢者学園や書道塾生徒と特殊詐欺被害防止の標語を短冊に書くなどし、被害防止の啓発活動を行っている。


両角さんは20年以上に渡って「上田エンジェルス隊」に所属し、今は副隊長として防犯活動に尽力。上田駅前や繁華街のパトロール、イベントでの警備活動などのほか日ごろから防犯に関する注意を払ってきた。


その中で「上田地域は特殊詐欺が多く、被害額も大きい」と心を痛め、自ら工夫して活動を開始。10年ほど前から県警が取り組む特殊詐欺被害防止の『標語』を書道の教材とし、生徒に短冊への清書を指導している。


『慌てるな 詐欺かもしれない その電話』『日頃から 家族みんなで 合言葉』といった標語を書いた短冊を、「地域で役立ててもらいたい」と上小防犯協会へ提供。一二三堂店舗にも掲示し、地域の人へ詐欺被害防止を呼びかけている。


そしてこのほど、「キャッシュカードによる被害が多い」とし、3つの対策を清書した紙を1枚1枚、ポケットティッシュに添付し、来店客に渡すなど新たな取り組みを始めた。


「病院やタクシー会社などに持っていき、高齢者に渡していただくようお願いするつもりだ」とのこと。「活動に協力してくださるところがあれば…。さらに啓発活動を広げたい」と話す。


ティッシュ添付紙には『在宅時も留守番電話に設定し、犯人からの電話を受けない』『キャッシュカードは他人に渡さない』『暗証番号は絶対教えない』とある。心のこもった「書」が地域の安全・安心を願っている。

▲標語を書いた短冊を持つ両角さん。(写真手前は)啓発ティッシュ
▲一つひとつ手作りした啓発ティッシュ

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