青木村の延喜式内子檀嶺神社(宮原満宮司)秋の例大祭は3日、田沢区の里社で斎行。併せて先ごろ改修・整備工事が竣工した社務所並びに手水舎、相撲場のお披露目・祭典が行われた。
丸山兼弘総代長は「5月の連休明けから8月末まで工事が行われ、境内がきれいに整備された。特に手水舎に屋根が付き、参拝のみな様に気持ちよくご利用いただけるようになった」と話す。
また「新型コロナ感染拡大防止のため昨年、今年と春の例大祭では奉納相撲を取りやめ、秋の例大祭では恒例の出店を無くしている。コロナ収束後は復活させ、地区の安寧を祈りたい」とした。
この日は拝礼殿で例大祭の神事を行った後、社務所前で竣工・清め祓いの儀を挙行。さらに、これまで「宝蔵庫」となっていた木札を新しい「社務所」の木札に掛け替えるなどした。
例大祭では保存会による神楽・元禄獅子舞奉納が行われるが、この日はその前に上小雅楽会・中丸子雅楽の魅力を広げる会による雅楽演奏、青木中学校2年の女子生徒6人による「浦安の舞」が奉納した。竣工を祝うとともに、コロナ収束を願って行われたもの。
演舞が行われた神楽殿の前には氏子の他、保護者らが集まり巫女姿の中学生の演舞を温かい目で見守り、太平を祈った。