「くるみ」のことがわかる、究極の「くるみ本」が完成した。〟日本一のくるみの産地〝東御市のくるみ生産者や販売者、行政らでつくる「日本くるみ会議」(花岡澄雄会長、約40人)は、産地から食材としての「くるみ」を紹介しよう―と、くるみの里レシピ集『信州くるみ日和』(B5判、74頁)を改めて発行。念願の市販化がついに実現する。
同会議は約1年半前、県地域発元気づくり支援金事業で『信州くるみ日和』を初版で発行。その際「本を購入したい」という問い合わせも多く、「いつか販売したい」と考えていたという。今回は初版と比べ4頁多く、「ふるさとのくるみレシピ」も4品を追加。また「くるみを紹介してほしい」との声に応え、写真で収穫期の「くるみの実」や、昔ながらの「くるみ割り器たち」も掲載。この一冊で存分に〟くるみの魅力〝が味わえる。東御市在住のエッセイスト・玉村豊男さんの推薦も載せた。
花岡会長を顧問とする編集委員会(花岡かつ子編集長、14人)が編集。レシピは3分類し「ふるさとのくるみレシピ」「創作くるみレシピ」「料理人直伝くるみレシピ」を掲載した。ふるさとのくるみレシピには「くるみ豆腐」「くるみの干し柿巻」「くるみゆべし」など10品を、創作くるみレシピでは「チキンとくるみのサラダ」など20品を紹介している。
今回2000部を発行、定価1320円(税10%込み)。市内の市観光協会、グリーンブックスタカギ、御菓子処花岡の他、県内書店で販売中だ。花岡澄雄会長は「くるみが目標の1万本になりつつある。東御市のくるみを多くの人に知ってもらいたい」とし、花岡かつ子編集長は「2年間をかけて作った本。関わってくれた皆さんに感謝。料理を中心に掲載し、くるみのことがわかる本」と話した。
問い合わせは御菓子処花岡℡62―0236へ。