上田市はこのほど、市庁舎で「市民リポーターと学生による上田の魅力発信活動」合同報告会を開いた。
市民リポーターは、市シティプロモーション推進指針で、市民にも市の魅力発信に取り組んでもらおうと今年度創設した制度。現在、応募して養成講座を受講した7人のリポーターが活動中で、作製した取材記事は市シティプロモーション用Webサイト「うえだ大好き!」で掲載している。
今回は市民リポーターの約半年間の活動報告をするもの。併せて市広報シティプロモーション課の呼びかけに応え、若者に上田の魅力をPRする「先輩がおすすめするクリアファイル付き飲食店等ガイドマップ」制作の、信州大学・長野大学学生らも活動成果報告をした。
この日出席した市民リポーターらは、担当記事の紹介と活動の感想などを報告。市民リポーター・清水万里子さんは「知らなかったことも多いので、楽しい活動をさせていただいている」と感想を話し、同・川口稔さんは「知っていただくとプラスになるような取材をできれば」と今後の活動について語った。
またガイドマップ制作プロジェクトで活動した、信州大学・八木あずささんは「卒業で上田を去る学生が多いが、上田市に残ってもらうには学生の上田への愛着を高めることが一番。新しい土地に来て何も分からない時、一番参考になるのは先輩のクチコミで、それを後輩に引き継げたら上田に愛着を持つきっかけになるのでは」と、ガイドマップ制作のコンセプトなどを語る。
同ガイドマップは、市内の大まかな道路図が表示されたクリアファイル(透明)に、学生らのおすすめ飲食店などの地点と名称が印刷された台紙を入れることで完成。台紙裏面には、学生らにも親しみやすいクチコミいりの店舗リストも記載している。
長野大学・中村春斗さんは「魅力あるところが多く、絞り込むのに苦労した。学生らが実際に行って楽しかった所を厳選した」と振り返り、「卒業して市外に出ても、一人ひとりが小さな広告塔になって、上田の魅力を広めるきっかけに使ってもらえたら」と語った。
なお同ガイドマップは市内各大学の新入生に配布するほか、各大学キャンパスやまちなかキャンパスでも配布し、多くの人に手にとってもらえるようにするという。
[信州民報:2020年4月3日(金)]
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