照明に浮かび上がる日本刀の美しさ、その輝きに思わず吸い込まれる―。坂城町の鉄の展示館で現在、「第11回新作日本刀 研磨 外装 刀職技術展覧会」を開催中だ。29日(日)まで。
同展は、刀匠や刀装具職人らの腕を競う年に1回のコンクールで、作刀・刀身彫刻、研磨、刀装3部門入選者の作品が展示される。文部科学大臣賞を始め、作刀・刀身彫刻部門の1位~3位は、坂城町出身の刀匠・宮入門下一門が占めている。
館内には、日本全国の刀匠や刀職らが丹精込めて作り上げた、力強く美しい刀身や研磨された古刀、また柄巻きや透かし彫り昇龍の施された鍔(つば)、飾られた?(はばき)等々。いずれも伝統的な形を再現し、技量の高さをうかがわせ、訪れた人々を惹き付ける。
なお関連イベントは次の通り。参加費は入館料と別途。
▽拵入りの刀を分解してみよう=21日(土)午前9時~終日、中学生以上、先着10人、参加費500円。▽ビギナー歓迎! 初心者のための刀剣講座=22日(日)午前10時30分~正午、小学生以上(小学生は保護者同伴)、先着20人、参加費500円。▽「刀職者実技研修会」一般公開=27日(金)~29日(日)午前10時~午後4時(ただし最終日は午後3時まで)、参加無料。
開館時間は午前9時~午後5時(ただし入館は午後4時30分まで)。月曜休館(休日の場合は翌日)。入館料500円、中学生以下無料。問い合わせは℡82―1128(同館)へ。


