【上田市】県工科短大と上田女短が合同で企画中学生のためキャンパスツアー開くテーマは「モノづくり&幼児教育」

信州民報

上田市下之郷の県工科短期大学校と上田女子短期大学は合同で、上田市内中学生のためキャンパスツアー「未来のわたしを見つけよう~」を企画。今年度はモデルケースで上田電鉄㈱別所線沿線の中学生を対象とし、7月29日には第1回キャンパスツアーを実施した。


両校は今年1月、包括連携協定を締結。地域社会貢献や人材育成、教育研究向上に連携して取り組む。その一環で、地域小・中学生のキャリア教育推進を目的に「〟未来のわたし〝をイメージする機会としたい」と、キャンパスツアーを企画。特色を生かし、この日は工科短大が「モノづくり」を、上田女短は「幼児教育」をテーマとする模擬授業や構内見学、学食体験などを行った。


参加したのは市立塩田中学校2年生8人で、貸切バスで上田女短へ。学校の概要説明を受けた後、幼児教育学科・佐藤厚学科長の「コミュニケーションスキルを楽しもう」と題した模擬授業に参加。


中学生は、じゃんけんや童謡を用いた実習を通して「遊び・表現」「想像する・観察力」「楽しむ・つながる」をキーワードに、子どもたちの成長を助けるコミュニケーションのとり方を学んだ。また学食では、3種のメニューから好きなものを選んで味わった。


工科短大へ移動後は、4学科の特徴的な「モノづくり」を見学。模擬授業では、電子部品をつないで電圧を上げて白色LEDを光らせる「しくみ」を学び、実際に光らせる「モノづくり」に挑戦した。


キャンパスツアーについて、担当者は「地元の大学・短大を訪れる・知る機会を提供し、小・中学生が将来の仕事をイメージできる機会となるよう、今後は市内全域の学校を対象に行っていきたい」とする。


一方、この日参加した塩田中の教職員は「貴重な体験。内容も良く生徒も生き生きと楽しそうに参加させていただいた」と、充実したキャンパスツアーについて語った。

▲上田女短で興味津々に構内を見学する中学生ら
▲上田女短での模擬授業の様子。「コミュニケーション」を学んだ

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