地域を歩いて地域の歴史に触れよう―と、上田市諏訪形自治会(稲垣敦史自治会長、約650世帯)の諏訪形誌活用委員会(栁澤公一委員長、9人)は24日、「諏訪形誌を歩く」イベント開催について、諏訪形公民館で打ち合わせを行った。
自治会の歴史と文化資源などをまとめた「諏訪形誌」(B5判、320㌻)は5年をかけて昨年10月、市の「わがまち魅力アップ応援事業」の補助を得て完成。本年2月から同誌には収録できなかった写真や資料、自治会内の文化財などを記したウォーキングマップ「諏訪形誌を歩く」などを、同誌全編と共にWeb 上で公開している。
この日は8人の委員が参加し、同地域の曹洞宗寺院・金窓寺を尋ねる「第2回ウォーキングイベント」について、配布する資料や委員らの役割分担などについて確認。また不定期で開催する、今後のイベントについての案も出し合った。
1回目は本年5月、30人ほどが参加して地域の神社・道祖神を巡っている。栁澤委員長は、取材に「諏訪形誌は完成したが、作りっぱなしでなくもっと地域の親睦を深め、学習を深めるために使っていこうと、今年1月に委員会を立ち上げた」とし、「諏訪形誌を活用して住民同士の交流促進、まちづくりを図っていきたい」と話した。
金窓寺を訪ねるイベントは、8月8日(日)午前9時から現地集合で行われる。興味のある方は諏訪形誌Web版=https://suwagata.ueda-common.net/、あるいはsuwagatashi@gmail.comまで。

