上田市の八日堂信濃国分寺は、境内ハス田の花の見ごろ期間に合わせ17日~25日の9日間、「ハスのウィークin信濃国分寺」を開催中だ。新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、人が密集する例年の「ハスのフェスタ」は中止に。新たにイベント開催期間を延長した「ハスのウィーク」とした。
現在、ボランティア団体「蓮の花を育てる会」(会員約50人)が苗の植え付け、草刈り、周辺整備を行う2310平方㍍のハス田には、ピンク色や白色のハスが咲き誇り、最盛期には1000輪以上の花が開くという。ハスの種類も7~8種ほどで、なかには色の濃いものや八重咲きのものもあり、訪れる人々を楽しませている。
19日も夫婦で鑑賞したり、写真を撮って楽しむ人など多くの人が訪れ、ハス田全体にハスの花が咲き競う様子に「良い時に来た」「最高だね」などと話しながら花を観賞していた。ハスの花は8月中旬まで楽しめる予想だ。
またハスのウィークの期間中は、境内でハスの種やハチスのドライフラワー、ハス茶のティーパックなどの販売を行っており、地元生産者のキュウリ、ナス、トマト、タマネギなどの農産物やグラジオラスなど、季節の草花の販売も不定期で行う。
なお信濃国分寺は「出来るだけ分散して、ハスをご鑑賞ください」と呼びかけている。