上田市交通安全対策協が会議開催委員や事務局など約20人が出席第1次交通安全計画について諮問 

信州民報

交通事故の無い安全安心な上田市の実現へ―。上田市交通安全対策協議会(会長=木曽俊雄・㈱上田自動車学校長、委員20人)はこのほど、市役所本庁舎5階大会議室で第2回会議を開催。委員や事務局などから約20人が出席した。


 同協議会は市交通安全条例に基づき、今年2月に設置。県の第11次県交通安全計画に基づいた「上田市第一次交通安全計画」策定に向け、市の諮問に応じて協議を行う。委員は公共交通機関や警察、交通安全協会、国・県・市の担当部署などで、任期は令和5年1月末までだ。


同協議会は新型コロナウイルス感染症の影響で、第1回目の会議が書面開催となったことから、委員らが一堂に会する会議は今回が初。木曽会長は、協議会について「交通事故の無い安全安心なまちづくりをするという重要な役割を担っている」とし、「交通事故の無い安全安心な社会の実現は、社会全体で取り組んでいくべきもの。委員の力で実効性ある計画ができるよう、努めさせていただく」とあいさつした。


公務で欠席の土屋陽一市長に代わり、市生活環境部・北島大志部長は「計画は交通安全の拠り所となるもの。委員の皆さんの知識や経験、生活者の視点を交え、市民本意の計画策定をお願いしたい」とし、同協議会に「第1次上田市交通安全計画について」の諮問を行った。


今後、策定する上田市第一次交通安全計画は2021(令和3)~2025(令和7)年度の5年間に講ずべき、交通安全に関する施策大綱を定めるもの。「道路交通の安全」「踏切道における交通の安全」についてそれぞれ目標を定め、環境整備など必要な施策を定める。


なお全国都道府県では、交通安全対策基本法に基づき、道路交通の安全指導、道路環境の整備、公共交通の安全など、交通安全対策に必要な多角的視点により、5年ごとの交通安全実施計画を策定している。県では策定した第11次県交通安全計画に基づき、各種交通安全施策を実施中。県下では現在、19市中10市が同法で規定する対策会議を設置し、交通安全計画を策定しているが、上田市では今まで同法に基づく交通安全対策会議の設置や交通安全計画を作成していなかった。

▲委員らが初めて一堂に会して会議を行った
▲北島部長(写真右)が諮問書を渡した

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