交通死亡事故連続発生で緊急対策上田署と安協が市内で交通指導所運転手や歩行者に注意呼びかける上田市内

信州民報

上田警察署と上田交通安全協会は23日、交通死亡事故連続発生に伴う「緊急交通指導所」を上田市天神の上田橋北交差点に開設し、安全運転を呼びかけた。


県内では6月に入り8日(長野南)、11日(佐久)、14日(軽井沢)と、6日間で3人の交通死亡事故が発生。長野県警は「交通死亡事故連続発生に伴う緊急対策」を15日~21日まで実施した。しかしその後、20日(上田)、21日(伊那)、22日(大町)と連続死亡事故が発生したため、28日(月)まで緊急対策の延長を決めている。


この日は上田交通安全協会役員会の日で、宮澤郁夫会長が交通指導所開設を提案したもの。役員ら約20人が交差点に立ち、「子供・高齢者を守って思いやり運転」と大きく画かれた横断幕や、「早めのライトオン」「飲酒運転追放」「反射材を着けよう」などの、のぼり旗を立てて運転手や歩行者に注意を呼びかけた。


また24日は恒例の「ピカピカペッタンコ大作戦」を材木町のツルヤ上田中央店で開催。交通事故防止のために体に着ける夜光反射材などを配布し、買い物客らに交通安全を呼びかけた。


23日現在の県内事故件数は2135件(昨年同期比1件増)、負傷者2544人(同25人増)、死者17人(同4人減)。上田署管内の事故件数は216件(同13件増)、負傷者255人(同12人増)、死者3人(増減なし)。小林靖典交通課長は「上田署管内の交通事故は5月まで昨年比マイナスできたが、6月で急増した」とし、「暖かくなって人流も増え、気も緩みがちになるので歩行者は横断歩道でも注意を怠らず、運転者は安全運転に関して再確認してほしい」と話している。

▲横断幕やのぼり旗を立て、交通事故防止をアピールする安協役員ら
 

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