多年にわたり、交通安全に貢献した人を関東管区警察局長と関東交通安全協会連合会長が称える「関東管区連名表彰」(交通安全功労者)をこのほど、県内16人が受賞。上田警察署の上田交通安全協会管内で、同協会の本会副女性部長・小田中美果さん(63)が受賞した。
さいたま市で例年行われる表彰式は、新型コロナウイルス感染症により中止となったことから、上田署の署長室で8日、表彰伝達式を挙行。波多腰功署長が小田中さんに表彰状を授与し、上田交通安全協会の宮澤郁夫会長と上田署の小林靖典交通課長が同席し、その活動を称えた。
小田中さんは昭和55年に上田安協に入会し、平成20年に同安協中央部会駅前支会の女性部副会長に、平成26年には同支会女性部長となり、平成30年6月から現職(本会副女性部長)を務める。同表彰は、交通事故防止と交通秩序の確立に貢献した証だ。
上田安協では「駅前での啓発活動はじめ、各種活動で子どもや高齢者らへ優しく声掛けし、力を発揮している」とし、「入会者の減少が目立つ市街地で活動を続けており、感謝している」と話す。
小田中さんは「高齢者宅を訪問して交通安全の話をしたり、上田安協女性部手作りのオリジナルマスコット『ヒヤリハット』をドライバーに配布するなど、交通安全啓発活動を続けている」とし、「今後も社会のお役に立てるよう活動を続けるとともに、受賞を機に新たな気持ちで努力していきたい」と語った。
なお小田中さんの受賞に合わせ、夫の譲さんへ「受賞は家族の協力、励ましの賜物」とし、関東交通安全協会連合会長から感謝状が授与された。


