武石小で「食育授業と田植え体験」JA青年部依田窪南部部会が活動!みんなが笑顔になる美味しいお米を…

信州民報

JA信州うえだ青年部依田窪南部部会(飯島正行会長、10人)は25、26の両日、会員の柿嶌洋一さん(41)が中心となり、武石小学校で「食育授業」と「田植え体験」を実施した。柿嶌さんは今年5月、全国のJA青年部会員約6万人で構成する、全国農協青年組織協議会会長に就任しており、就任後初の活動だ。


同校での田植えなどはこれまで、JA関連の同校保護者らが手伝ってきたが、今回は柿嶌さんが「地域の小学生をJAが支える形をつくろう」と提案し、実現したもの。保護者の参加も呼びかけ、飯島会長はじめ部会会員ら4人が補助し、コシヒカリの苗はJAが無償で提供した。


柿嶌さんは25日には5年生に対し、「美味しいって何?」をテーマに授業。「美味しさは個々によって違う、決める必要はない。それぞれ個性が大事。米作りを通じて個性を磨こう」と呼びかけたという。取材には「いま食べ物が溢れている。だからこそ、子どもたちが『食』をどう捉えるかが非常に大事」と話す。


26日の田植え体験には2年生24人とペアを組む5年生27人、さらに保護者ら約15人が参加。前日の授業で決めた「みんなが笑顔になる、大きくて美味しいお米」をつくろうと、普通より間隔を広めに苗を植える。17㌶の田んぼに10列ほど植えて、GPS田植え機に交代。見学する5年生児童らは、自動で真っ直ぐ一度に8列を植えていく最新式の農機具の便利さに見とれた。


柿嶌さんは「これだけの人数で30分かけても、手作業ではこれだけしか進まない。これでは疲れて農業が嫌になる。でも今は農機具の開発が進み、田植えも自動化しているし薬剤頒布もドローン。現在のスマート農業の実態を見ておいてほしい」と話した。

▲自動田植え機に目を見張る児童ら
▲田植する5年児童と保護者

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