この春、叙勲の栄に浴した上田市中央北の上田薬剤師会会長・飯島康典さん(72)が18日、市庁舎へ土屋陽一市長を表敬訪問し、喜びの報告をした。
飯島さんは東京理科大薬学部を卒業後、市内中央北にイイジマ薬局を開業。学校薬剤師を長年務めるなか、(社)日本薬剤師会常務理事など役員を歴任し、平成15年から同薬剤師会会長として薬事関係事業の発展に尽力。このほど、旭日小綬章を受章した=本紙既報=。
この日、勲記と勲章を納めた額を前に飯島さんは「受章は市の推薦のお陰」と礼を述べ、「受章を機により地域貢献していきたい」とあいさつ。土屋市長は「受章に改めてこれまでの功績の大きさを感じている。これを機にさらなるご尽力とリーダーとしての活躍を期待している」と称えた。
通常、5月に勲章伝達式が関係省庁で行われてその後、皇居で天皇陛下へ拝謁する行事が行われるが、本年は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため中止に。飯島さんからは7日に県庁で行われた、阿部守一県知事からの伝達式の様子が報告された。
また上田薬剤師会が取り組んでいる、高齢者のためのワクチン接種の予約代行業務=本紙既報=が全国的に評判を呼んでいること、17日には77人の予約を代行したことなどを伝え、地域密着型を基本とする同会の今後の活動のさらなる発展を約した。

