【東御市】東部中で「SDGs」テーマに学習 地域の魅力を発見し新聞で発信予定

信州民報

東御市立東部中学校(大塚明彦校長、生徒数677人)は今年度、『SDGs』を学習と生徒会活動に取り入れることとし、14日には1年生(231人)が「総合的な学習の時間」で,SDGsをテーマにした学びを開始した。


外部講師を招いてSDGsの基礎知識や実践事例を学び、ワークショップを実施するなどして今後の学習・活動へのきっかけづくりとしたもの。講師はリコージャパン㈱長野支社の山本修一さん(事業戦略部シニアマネージャー・SDGs推進担当)らが務めた。


山本さんはまず,海洋ごみの問題や自然破壊による生物多様性の危機、温暖化に触れて「国連で2015年、持続可能な開発目標(SDGs)が採択された」とし、「誰ひとり取り残されることなく、皆が安定して地球で暮らし続けることができるよう、2030年までに達成する17の開発目標を定めた」と伝え、SDGsの基本を説明した。


また企業や団体、個人などの取り組みを紹介。食品ロスをなくす取り組み、3R(リデュース、リユース、リサイクル)、エシカル消費(環境・社会などに配慮したものを選んだ消費)などや、リコージャパンの森林保全活動などについて話した。


さらに総合的な学習の時間では、「地域学習」でSDGsと関連づけて活動していくことから、「2030年、どんな町に住みたいか? どんな東御市になってほしいか?」「それを実現するためにどんなことが必要か? できそうなことは?」と投げかけ、グループワークを実施。


生徒らは東御市の「良さ」に目を向けながら、17の開発目標と関連付けて意見を出し合った。またクイズも行い、SDGsの理解を深めた。なお1年生の地域学習では地域の魅力を発見し、新聞にまとめて発信する予定で、地域を見つめなおす視点としてSDGsを取り入れる。また総合的な学習の時間での「生き方に関わる学習」では、文化・自然と関わるキャンプ学習でSDGsを取り入れる予定だ。

▲グループワークの様子。「東御市」をSDGsの視点から見つめなおす
▲『SDGs』について学ぶ1年生

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