生涯楽習「上田自由塾」令和3年度開塾式は4日、上田文化会館で行われた。今年度は講師91人、講座176講座、塾生約2300人でスタートする。
滝澤修一塾長は、式辞で「今年度もコロナ禍でのスタートとなる。コロナに負けず人間らしく生きていくため、今年も心を一つにして『誰でも先生、誰もが塾生』の理念を実現していこう」とあいさつ。来賓の土屋陽一市長は「学びを次世代につなげることが大事。市も連携し、進めていきたい」とした。
10年継続表彰「上田自由塾賞」は、講師5人に授与。受賞者は三井貴美江さん(小学生のための英語パーティ講座)、寺島初子さん(お手玉遊び講座)、永井英美さん(楽しく学べる着物きつけ講座)、古市須美子さん(同講座)、槙島照美さん(片付け上手、人生のたたみ方上手、備え上手講座)で、塾生76人も受賞。講師を代表して永井さん、塾生を代表して中島茂博さんが謝辞を述べた。
また「自由塾での学びに思う」と題し、2人が発表。講師代表の駒村則子さん(音読で喉トレ&脳トレ・はじめよう朗読講座)は「塾生から元気をもらい、教わることも多く講師にとっても学びの場。今年度も学びの輪が広がる時間を塾生と共に育んでいきたい」と語り、塾生代表の別府のり子さん(楽しい朗読講座)は講座の良さ・楽しさを語り、「マスクで塾生仲間の顔を見ることができないのは残念だが、今年度も楽しく学んでいきたい」と話した。
その後、講師を紹介して「津軽三味線」講座の講師・花岡民子さんが演奏を披露し、開塾式に華を添えた。