【50年前】地方都市にふさわしい 上田駅前再開発の診断書 京大上田助教授が携え来田

50年前記事

信州民報 五十年前の今日の見出し 昭和46年2月 第6618號

▲地方都市にふさわしい 上田駅前再開発の診断書 京大上田助教授が携え来田

京都大学工学部建築学科上田建築教室の上田篤助教授は、国鉄上田駅周辺についての再開発診断書を携えて、二十五日市役所を訪れることになった。上田市は国鉄上田駅周辺を地方都市の玄関口にふさわしいものにするため、都市計画専門家の上田助教授に再開発のための診断を昨年以来して結論が出るのを待っていた。同助教授はそれ以来二回も来田し、現地をつぶさに視察しており、また上田市側でも駅の乗降客数や周囲の状況などの資料を参考に供している。同助教授のこんどの来田は、再開発に一応の結論を得る段階に至ったものとみられ結果が注目される。上田駅再開発の…

▼元神川村長で哲学者の「金井正伝」も刊行

山本鼎書簡集の出版(既報)に続いて、山本鼎の農民美術、自由画運動を陰の力となって事実上推進した金井正氏の伝記を出版しようという話が故人の友人たちの間でもち上がっている。金井氏は明治十九年神川村国分の生まれ、上田中学校卒業後自家農業に従事し、神川村議、同助役、同村長、同農業会長などを歴任する傍ら、大正六年にヨーロッパから帰国した山本鼎と知り合い、それ以後自由画運動、農民美術運動の実質的な推進力となった。また地方の青年に大きな影響力を与えた自由大学の推進者でもあった。一方地方にはまれなすぐれた哲学者…

▼関心高い若者=東部町選挙座談会

【田中】地方統一選挙が近づいたところから東部町選管ではその啓発のため選挙座談会を十七日午後、町役場で開いた。集まった者は無作為で抽出した十七名であったが、無関心かとみられる若者たちの参加がおどろくほど多く、なかには平日にもかかわらず会社から休みをもらって来たというようなものも何人かいて…

▼跡絶たぬ狩猟違反=カスミ網や無免許も

今シーズンの狩猟は十五日で終わったが、県警防犯課の調査によると十一月からの狩猟期間中、狩猟法違反で調べを受けた不良ハンターは七十四人で、昨年より三十三人も増加していることがわかった。また、禁鳥狩猟やカスミ網の密猟者もあとを絶たず、狩猟取り締りにあたった鳥猟保護員をなげかせて…

関連記事一覧

特集記事

TOP