「野球できる喜び実感して」の願い込め 第2回「上田東御小県野球まつり」開催 県上田東御小県野球協が主催

信州民報

県上田東御小県野球協議会は11月29日、第2回「上田東御小県野球まつり」を県営上田野球場と上田古戦場多目的グラウンドで開催した。県青少年野球協議会の共催で、上田市と上田市、東御市、長和町、青木村の各教育委員会、上田市体育協会が後援した。

野球に親しむ上小地区の青少年が一堂に集結して交流するもので、小学生が中・高生の指導を受けたり野球遊びを体感。共に野球の楽しさや魅力を再確認し、未経験の幼児や小学生に野球のおもしろさを伝えて底辺拡大を図ることが目的だ。

昨年の台風でグラウンドを流出し、今年は新型コロナウイルスによる活動自粛・大会中止が相次ぎ、子どもたちが十分な活動ができずにいることから、野球ができる喜びを実感して意欲向上につながるようにとの願いを込めた。

上田東御小県野球協議会加盟チーム(高校は硬式・軟式の6校7チーム、中学校は13校、少年硬式野球は2リーグ、スポーツ少年団・学童野球は19チーム)から総勢605人が、未経験の幼児・小学生は昨年より20人多い260人が参加し、野球を満喫した。

県営野球場は「アトラクション会場」とし、未経験者や小学1~4年生が中・高生のサポートで、「ストラックアウト」「スピードガンコンテスト」「盗塁王は君だ! 塁間スピード競争」「親子でキャッチボール」など、野球の技術向上につながるゲームに楽しくチャレンジ。多目的グラウンドでは「野球教室」を行い、高校生が小学5、6年生を指導し、投球やバッティング、守備を高校生が手本を示しながらていねいに教え、小学生は意欲的に取り組んだ。

野球チームに所属する小学生は「楽しい」と目を輝かせ、なかには早く走れずに「悔しい。次は頑張る」と話す子も。中学生は「初めて体験した子も『楽しい』と言ってくれた。野球のおもしろさが伝わって良かったと思う」と、胸を張った。

▲高校生に教わる小5、6年生
▲コロナ対策をとって実施した

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