【50年前】民謡、舞踊何でもござれ 歌い踊る〝老人劇団〟 舞台は上田市老人福祉センター

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信州民報 五十年前の今日の見出し 昭和46年2月 第6608號

▼民謡、舞踊何でもござれ 歌い踊る”老人劇団” 舞台は上田市老人福祉センター

上田市老人福祉センターに毎日曜訪れて歌謡曲、民謡、浪曲舞踊、寸劇とにぎやかに歌い踊り入湯の老人たちに圧倒的な人気を得ている〝劇団〟がある。毎日曜出演するので名称を日曜会といっている。この日曜会、出演の経費はすべて自分持ち。衣装代も車代も小道具、装飾類まで一切調達して出掛けてくる、いわば私設慰問劇団。その会員はみんな上田市の老人クラブ員で総勢五人。座長格は画家の岸本さんで、座員は岸本さんの奥さん、市内丸堀のお菓子屋の会長・山口さん、下紺屋町で食堂経営の坂井さん、築地の農業・清水さん。この人たち、センター会館当時の昭和四十三年以降…

▼全町村標準課税に=苦しくなる財政事情

自治庁では四十六年度から、全市町村の住民税を標準課税に引き下げる方針なので、住民負担は多少安くなるが、大部分の町村財政は窮屈になる。各市町村では四十六年度の予算編成に着手しているが、自治庁ではこれまでまちまちだった住民税の課税率を、四十六年度から全面的に標準課税率に引き下げるよう勧告指導しているので、四月からはどの町村も一様に標準課税を実施する予定である。従って町村別による住民税の高低はなくなる。課税率の引き下げによって不足する財源を補うため、国ではある程度地方交付税を増額支給することに…

▼半過地区に古墳=高野氏ら三氏が発見

上小郷土研究会の高野豊文氏と清水利雄氏、川上元氏の三人は千曲川水系の地形および考古学の調査をおこなっているがこのほど半過方面の採訪で上半過から下半過にわたって古墳のあることを発見したので、今後さらに詳しい調査をおこなう…

▼臭くないニンニク=小海町谷沢さんが成功

〝山菜漬け〟の考案者で知られている、南佐久小海町の谷沢一海さんは、ニンニクの臭気抑制に成功。佐久市中込のオスカー食品がこれを商品化し無添加の自然保健食品として近く発売するが、ニンニクは栄養価が高いため各方面から注目されている。製法によると、生じょう油を煮つめ黒砂糖を加えて濃縮、この中に皮をむいたニンニクを入れて地下一㍍に三年間保存…

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