上田市信濃国分寺の八日堂縁日は7日から始まり、朝から多くの人々が参拝に訪れている。
今年は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、11日(月・祝)まで縁日を延長するとして分散参拝を呼びかけているが、参道の露店はいつも通りのにぎわい。本堂前には2列に「蘇民将来符」を求める人たちの長い列ができ、大きなダルマの入った袋を肩にする人の姿も。
「蘇民将来符」は、旅の途中の須佐之男命(すさのおのみこと)をもてなし、疫病から難を逃れたと伝わる〝蘇民将来〟の故事にあやかり、その子孫の証を飾り、一家の息災安泰と繁栄を願う厄災除け、家内安全の護符。平安の昔から信仰されており、国選択無形民俗文化財に指定されている。
縁日は、7日は午後11時までで深夜は閉鎖。8日(金)は午前8時~午後4時ごろまで、9日(土)~11日(月・祝)は午前9時~午後4時30分ごろまで蘇民将来符やお守りを頒布する。数に限りがある七福神などの「絵入り」蘇民将来符の頒布は今日8日・午前8時から本堂前で。交通規制は8日までなので注意を。


