上田女短が芸術表現研究発表会 コロナ感染状況考慮して無観客 パフォーミング&アーツひらく

信州民報

上田市下之郷の上田女子短期大学は17日、芸術表現研究発表会「パフォーミング&アーツ2021」を構内の北野講堂で開催した。

昨年まで30年続いた「新春コンサート」から名称を変更し、内容を充実させて実施したもの。幼児教育学科学生が授業での取り組みを発表し、また幼児教育学科・総合文化学科の両学科学生によるサークル発表、在学生・卒業生の個人による演奏をし、さらに美術造形作品を展示した。

幼児教育学科2年生は、「児童文化演習」で取り組んだ影絵演劇を披露。上田市丸子地区に伝わる民話『しだれえのき』を影絵・語り・音楽で表現し、コーラス隊として総合文化学科1年の合唱サークルが参加した。

同科1年生は「声楽演習」の成果を発表。ミュージカル「レ・ミゼラブル」より『民衆の歌がきこえるか?』を合唱し、「声楽アンサンブル」(合唱曲5曲)を披露した。

また幼児教育学科1年生によるダンスサークル、総合文化学科1年生による合唱サークルが練習成果を発表。今年度は新型コロナで活動の制限があり、また学園祭も中止となったことからこの日のステージに全集中し、生き生きと発表した。

独唱、ピアノ独奏、フルート・ピアノの二重奏を発表した在学生・卒業生は見事な演奏をし、見学した大学関係者らを感動させた。

そしてホワイエには授業で取り組んだ絵画や、各自がテーマを決めて「自分なりの表現」を探究した多彩な作品を展示。学生のみずみずしい感性が伝わる展示となった。発表会は当初、事前申し込み制で観客を迎える予定だったが、新型コロナウイルス感染状況を考慮し、無観客で実施した。

▲声楽演習の発表。『民衆の声がきこえるか?』を歌う
▲「影絵演劇」発表の様子

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