東御市内6郵便局「フードポスト」行う 社協とフードサポート事業での協定締結 ”とうみの縁(えん)”は3月末まで再延長発表

信州民報

郵便局のネットワークを活用して地域貢献を―と、東御市内の郵便局6局(北御牧、祢津、東御、和、滋野、本海野)では現在、各局内で「フードポスト」を実施中。家庭や職場で眠っていたり、消費しきれず余っている食料品を郵便局が拠点となって集める活動だ。寄付された食料品は市社会福祉協議会に提供し、食料支援が必要な人のために役立てる。

東御市社協は昨年5月から、生活の苦しい家庭に食料支援を行う「フードサポートとうみの縁(えん)」を推進。昨年11月には日本郵便㈱東御市内郵便局(6局)と、フードサポート事業協力に関する協定を締結した。これにより郵便局は、寄付される食料品を受け入れるボックスの設置場所を提供。集まった食料品を市社協に渡すことで、事業に協力しようというもの。

本海野郵便局(宮下公彰局長)は、昨年12月1日にボックスを設置した。その後、市民らから米やカップ麺、レトルト食品、缶詰など多くの寄付が寄せられたという。宮下局長(43)は「コロナ禍で、少しでも困っている人の役に立てばと思う」とし、「ぜひ協力してほしい」と呼びかけた。

なお市社協では「フードサポートとうみの縁(えん)」を3月末まで再延長するとしており、それを受けて各郵便局では3月24日(水)まで食料品を受け付ける。受付時間は、平日の午前9時~午後5時。フードポストで受け付ける食料品は、賞味期限が1カ月以上で常温保存できる未開封品(食品表示があるもの)。米(白米)や缶詰、瓶詰、乾麺、海苔、ふりかけ、お菓子、カップ麺、調味料などの食品だ。

なお市社協の「フードサポートとうみの縁(えん)は昨年5月末に開始し、12月末までに約380人が利用。また250人の市民らから食料品が寄付された。食料支援が必要な人は月~金曜の午前9時~午後5時、市総合福祉センター1階・社協窓口へ。食料を入れるもの持参し、自分で選ぶ。なお「なるべく電話での予約を」とのこと。予約・問い合わせは市社協℡0268-75-0222へ。

▲本海野郵便局「フードポスト」のボックスと宮下公彰局長

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