最後の節「未来への懸け橋」では、レイラインに沿って走る別所線の(上空から見た)軌道を人々が崇め、共に生きてきた〟龍〝に見立て、「龍の背に乗って巡る『太陽と大地の聖地』はこれからも、まぶしいばかりの輝きとぬくもりを持って訪れる人の心に光を与えてくれる」と締めくくり、別所線と共存・共栄していく意味合いを込める。
【認定後の日本遺産活用について】
現在は上田市日本遺産推進協議会(2020年9月10日設立)が、日本遺産の活用に関わる各種事業を実施。文化財やストーリーを解説できるガイドの育成事業や普及啓発事業、プロモーション動画作成(テレビ放送済み)を実施する。ほかにストーリーを深めるための調査研究も行い、協議会独自のロゴマーク制作・商品開発なども検討しているという。
同協議会事務局の市交流文化スポーツ課・清水一郎さんは「段々と住民の皆さんの関心度が高まっている。日本遺産を活用して地域を元気にしていくのが最大のミッションなので、ぜひ地域の皆さんと一緒になり、オール上田でいろいろな事業を展開し、上田を盛り上げていけたら」と話す。
また同課・木内咲紀さん「コロナの中で制約はあると思うが、今は市民の皆さんに上田の良さを知ってもらい、コロナが落ち着いたらインバウンドも含め、全国にも魅力を市全体で伝えていけたら良い」と語った。
*写真は「別所線の鉄道施設」として、日本遺産の構成文化財に含まれるもの
【レイラインがつなぐ「太陽と大地の聖地」特集 おわり】