足や靴について正しい知識を身に付け、トラブルのない健康な足・身体に―と、上田市社会福祉協議会は13日、講座「健康な足を育てよう」を市内のふれあい福祉センターで開催。地域住民に、子どもの「足育」や大人の「足トラブル」への対応など、学ぶ機会を提供した。
講師は㈱サンドリームファクトリー(シューマートFC)の霜田清代表取締役社長で、この日は『健康作りは足元から』と題して、良い足の形や足トラブルの原因、症例、対処法、さらに靴の履き方・選び方、子どもの足の成長について詳しく説明した。
講座では、魚の目・たこ・巻き爪・外反母趾・内反小趾・ハンマートゥ・過剰回向・浮き指・開張足といったトラブルを示し、「足に合った大きさの靴を履くこと」「かかとの支えがしっかりした靴を選ぶこと」「親指を使う正しい歩き方」などを話した。
また子どもの足については骨の様子を示して説明し、「足のトラブルが多くなるのは10歳ごろから。このころは上履きを履いている時間が長く、靴の履き方が重要となる」とし、良い靴の特徴などを伝える。
その後、㈱シューマートのシューフィッター・飯田容子さんと共に、参加者の足圧を測定。歩き方の癖を伝え、正しい歩き方や中敷きの使い方などを指導し、それぞれの足の悩みに対してアドバイスを与えた。参加者は「長年の足トラブルがある。良い講座を開いていただき有り難い」と語る。
同講座は「赤い羽根共同募金」の助成により実施したもので、社協では「共同募金でお寄せいただいた寄付は子どもたち、高齢者、障がい者らを支援する様々な活動や災害時の支援に役立っています。共同募金について知っていただく機会として講座などを開催しています」と伝えた。

