【東御市】初の試み コロナ禍 みまきっ子体験クラブが企画 友好都市・上越市名立区と特産品交換会 地域の味・トウモロコシとモズクを交換

信州民報

東御市が旧北御牧村時代から20年以上の地域間交流を継続する、友好都市・新潟県上越市名立区との「名立・北御牧 特産品交換会」は3日、市芸術むら公園内で行い両市の友好協会や市職員などが参加した。初めての試みだ。

今回の交換会は交流事業のなかで平成17年から、両市の子どもらの交流に参加する「みまきっ子体験クラブ(北御牧友遊クラブ)」実行委員会(事務局=(公財)身体教育医学研究所)が計画。新型コロナウイルスの影響で、例年7、8月に相互の地域を訪問して交流する「海の交流会・山の交流会」が中止となるなか、交流を途絶えさせないようにと行われたもの。

この日は平成11年に友好親善盟約を結んだ際の記念碑前で交換会を行い、両友好協会会長が北御牧の特産品「トウモロコシ」と名立の特産品「モズク」を交換。「地域の味を知ってもらおう」と、交換した特産品は双方地域の小・中学校の給食で提供する。4日には北御牧小学校(206人)・中学校(119人)の給食で、海の幸を味わった。

北御牧・名立友好協会の水科勝吉会長は「今年は大人同士の交流会もほとんど中止になってしまい寂しいが、これからも交流が続けられたら」とし、「特産品は、ほとんどの子どもたちがこれまでの交流会で美味しく食べた経験があると思うので、それを思い出して食べてほしい」と話した。

なお身体教育医学研究所が事務局を務める、みまきっ子体験クラブでは年間6回、地域の魅力を子どもたちに知ってもらうことをテーマに活動。7、8月の名立区との交流では上越市での海水浴や釣り、東御市湯の丸高原での湿原歩きなどを計画していたという。

記念碑の前で、交換した特産品を持つ参加者
笑顔で特産品を交換
交換した「モズク」と「トウモロコシ」

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