上田市で7年ぶり「道路功労者」表彰 『柳沢バイパス建設促進委』が受賞! 10年間にわたり尽力し 3月供用開始

信州民報

上田市柳沢地区の柳沢バイパス建設促進委員会(宮原信一委員長)に、 (公社)日本道路協会から「道路功労者表彰」が贈られ25日、市庁舎で土屋陽一市長から伝達された。

市内塩田・柳沢地区では人家が道路のすぐ脇に並び、幅員も5㍍ほどと狭いうえ、歩道も無いことから車同士のすれ違いが困難となっていた。そのことから県では、平成22年度からバイパス整備に着手。同委員会は地元と行政の橋渡し役として10年間にわたり尽力し、本年3月の供用開始を迎えている。

この日は宮原会長と坂田秀人副会長、坂田昌一自治会長が来庁。土屋市長は「地域の大きな財産となったバイパスの成り立ちを語り継ぎ、地域づくりの主役は地域住民であることを伝えてほしい」と。上田建設事務所・蓬田陽所長は「10年間の短期間での完成は、ひとえに地元をまとめた委員会の努力」と、それぞれ委員会の尽力を称える。

土屋市長から表彰状の伝達を受け、宮原委員長(76)は「バイパス完成は半世紀以上にわたる悲願」とし、バイパス建設まで紆余曲折した経過を説明。「皆さんのお陰で、10年かかったが立派な道路が完成して感謝している。大事に守っていかなければいけない」と伝えた。

(主)別所丸子線・柳沢バイパス(通称)1.4㌔㍍は、別所温泉と丸子市街地を結ぶ幹線道路で、沿線には前山寺や無言館などの観光施設、東塩田林間工業団地があり、生活・観光・物流の面から重要な路線。さらに同線につながる鈴子バイパスも計画されている。

日本道路協会は昭和26年度から、8月の「道路ふれあい月間」に合わせて同表彰を行っており、今年度は県内から2個人・1団体が受賞した。上田市からの受賞は、平成25年の市立北小学校の「フラワーロード」以来7年ぶりとなる。

(写真前列右から)坂田自治会長、宮原委員長、坂田副委員長

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