子どもたちの、ごみ減量や環境への意識を高めよう―。上田市は2日、「こどもごみ探検隊」を開催し、ごみ処理施設の見学やエコ工作などを行った。市ごみ減量アドバイザー活動の一環で、関川久子リーダーらアドバイザー20人が見学や活動をサポートする。
この日は小4~6年生を対象に参加者を募り、兄弟姉妹(1~3年生)を含めて18人が参加。上田クリーンセンター敷地内のエコハウスに集合し、隣接する廃棄物処理施設㈱ウェルサイクルを見学した。
家庭から出された「プラごみ」「不燃ごみ」の選別・処理作業を見て回り、説明を受ける子どもたちは集められた大量のごみを、手作業で選別する様子を真剣に見つめる。さらに、ごみを出す際の分別の必要性などについて一生懸命に話を聞いた。その後、「ごみの多さに驚いた」「暑いなか手作業で選別し、大変そうだった」など感想を語り、「ごみを減らしたり、しっかり分別して出さなきゃいけない」と話す。
またクリーンセンターの見学では、焼却灰のリサイクルについて学習。エコハウスでは「ごみ分別ゲーム」や牛乳パックを使った「エコ工作」を行い、一日を通し、「ごみ」と「環境」について学んだ子どもたちは、最後に「修了証」を受け取った。
ごみ減量アドバイザー・関川リーダーは「児童期から意識を持ってもらおうと、夏休みを利用して開いている。子どもたちの素直な気持ちが家族に伝わると思う」とし、「ごみ減量、正しいごみの出し方を繰り返し、粘り強く伝えることが大切」と話した。
なおこの日、予定していた中古自動車リサイクルセンター見学は、暑さを考慮して中止とした。

[信州民報:2018年8月3日(金)]

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