【上田市】 ため池「舌喰池」でカヌー遊び 塩田には約100のため池が残る 小学生らが楽しみながら学ぶ!

信州民報

楽しみながら、ため池について理解してもらおう―。「ため池でカヌー遊びin舌喰池」は7月31日、上田市手塚とっこ館付近の舌喰池(したくいいけ)で開かれ、小学生やその保護者ら約30人が参加した。塩田地域のため池文化を伝える活動をする「塩田ため池探検隊」(宮原信一隊長)と塩田公民館の主催だ。


この日は主催者や塩田平ボランティアガイドの会、長野大学学生ら約30人の大人の協力で、安全管理を徹底しながら実施。安全に遊ぶための注意事項や同池に関する民話を学んだ子どもらは、ゴム製のカヌー(Eボート)に乗り込みパドルを使って池に漕ぎ出す。参加が初めてや3回目など熟練度は様々だが、みなすぐにコツをつかみ楽しみながら、ため池内を周回していた。


宮原隊長は「ため池探検隊では、ため池に関する歴史的な話や当時の生活を伝える活動をしている」とし、「ため池の外からではなく内側から見て、楽しみながらため池を理解してもらおうと本企画を開始した」と話す。また「日常的に楽しめたら良いが、池は危険な場所で普段は近寄れない。今日は特別に楽しんでもらいたい」と語った。


なお塩田地域では江戸時代に300近いため池があったといわれ、現在はそのうち100ほどが残る。名前が付いている池だけでも41カ所あり、池にまつわる民話も多く残っているという。

▲Eボートに乗って、ため池に親しむ子どもたち。背景は独鈷山だ
▲Eボートに乗り込む子どもたち


信州民報:2018年8月2日(木)]

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