上田市立傍陽小学校(畑秀幸校長、児童78人)で昨年結成した「学校応援隊」が、今年度から学校の環境整備作業などの活動を開始。28日には第2弾の活動で、校庭の錆びたサッカーゴールへのペンキ塗りを行った。
同応援隊は「児童数が減少する中、地域住民として学校の活動をサポートしていこう」と、40~50代を中心とする同校PTAのOB約10人で発足。代表を務める半田信久さんは6年前、同校PTA会長を経験した。
「児童が減り保護者も減ったので、PTA作業も大変そう。地域住民として何かできないかと思っていたところ、同じ思いを持つPTAのOBがいた」と、設立の経過を話す。第1弾は5月、運動会前に行ったPTA作業に参加し、全体作業終了後も周辺の草刈りなどを実施したという。
この日の作業には、住民自治組織「真田の郷まちづくり推進会議」(宮下俊哉会長)が協力。宮下会長も作業に参加し、「素晴らしい取り組みだと思う」と話し、ペンキ代など活動にかかる費用も協力する方向という。また畑校長も作業に参加し、「有り難いこと。夏休み後、きれいになったサッカーゴールを見て子どもたちが喜ぶと思う」と、笑顔で話した。
同応援隊はこの日、重いサッカーゴールを協力して運び、グラインダーなどで錆びを落とし、白いペンキを塗る作業を楽しそうに実施。半田代表は「子どもたちのためにという思いで、仲間と集まることを楽しみながら活動していきたい」とし、「男女問わず、仲間が増えることを望む」と話す。さらに今後については「学校の要望を聞きながら、できる範囲でコミュニティとしての機能も持ちながら活動していきたい」とした。
[信州民報:2018年7月31日(火)]
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