東御市立和小学校(小林政徳校長、359人)で19日、5年生2クラス58人を対象に日本サッカー協会が実施する、こころのプロジェクト「夢の教室」が開かれた。
同プロジェクトは、現役のJリーガーや趣旨に賛同する各種スポーツ界のOB・OG、現役選手らが「夢先生」となり、小学校で「夢の教室」とよばれる授業を行うもの。子どもたちに夢を持つこと、仲間と協力することの大切さなどを実技と講義で伝える。平成19年から始まった。
この日の夢先生は元リュージュ日本代表で現在、JOC(日本オリンピック委)スタッフとして活躍する小口貴久さん(39)。授業は1クラスずつ行われ、最初は松組の児童ら29人が体育館で、元Jリーガー・野田恭平さん(37)のリードでボールを送りながら走り回ったりした。児童らは小口さんと作戦を練るなどし、協力する大切さを学ぶ。
ゲームが終わり、小口さんは「いろいろな意見を出してくれてありがとう。これからも意見を出し合いながら、協力し合ってほしい」と励ます。また教室に戻り、小口さんは現役時代を振り返りながらエピソードを紹介。子どもたちに、夢を叶えるための努力や協力する大切さを伝えた。
東御市での「こころのプロジェクト」は平成28年度から始まり、昨年度まで延べ5小学校で実施し、この日が今年度初授業となる。翌20日には滋野小学校で、元女子マラソン日本代表・大島(旧姓田中)めぐみさんを講師に行った。
[信州民報:2018年7月20日(金)]
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