【上田市会】「千曲川の恵みを取り戻す講演会」 農業政策議員連盟が主催100人集う

上田市議会農業政策議員連盟(佐藤清正会長)・内水面部会(宮下省二部会長)は25日、上田駅前ビルパレオで「千曲川の恵みを取り戻す講演会」を開き、千曲川流域の市町から議会議員や職員、一般住民ら約100人が集った。
 
主催者を代表し、佐藤清正会長は「千曲川を愛し、その資源や景観を大切に思い、そして近年の千曲川の現状を憂い、かつての千曲川を取り戻したいという願いで、みな様に集まっていただいた」とし、「今回の講演が千曲川の恵みを取り戻すこと、後世に豊かさを残す行動の契機になれば」と、あいさつ。
 
この日は信州大学名誉教授で(一財)中村浩志国際鳥類研究所代表理事・中村浩志さんが、「千曲川の恵みを取り戻すために」と題して講演した。千曲川の鳥類や魚類の調査研究に携わる中村さんは、千曲川の歴史から本来の生態系を壊す外来魚「コクチバス」が急増している現状などを説明。
 
「現在、千曲川に生息する魚の重さにして、8~9割がコクチバスに変わってしまった」とし、「近年では、夏にアユ釣りをしている人はほとんど見かけない。夏のアユ釣り、春のつけば漁という地域の風物詩が今、壊滅状態になってしまった」と話す。
 
またコクチバスの越冬場所については「冬はごく限られた場所で、集まって越冬している。千曲川のいたるところにある湧き出し口では温かい水が流れてくることから、本流に比べて水温が高い」などと研究結果を説明し、効率的な駆除について語った。
 
その後は「千曲川の恵みを取り戻す会」立ち上げについて提案が行われたほか、コクチバスの料理開発で駆除・有効活用しようと取り組む、㈲鯉西でコクチバスの試食会も開かれた。
 

▲会場には約100人が集った


▲講演する中村さん


[信州民報:2019年1月30日(火)2面]


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