【青木村】五島慶太翁 没後60年で記念講演会 村内外から会場埋め尽くす300人参加 昭和の鉄道王・教育事業の推進伝える

青木の先人・五島慶太翁の没後60年―とし、青木村は27日、村文化会館講堂で記念講演会を開催。村内外から会場を埋め尽くす約300人が訪れ、熱心に聴講した。
 
講師は、五島慶太翁が創立した学校法人後藤育英会の角田光男氏(東京都市大学学長特命広報ディレクター)で、この日は「五島慶太翁の軌跡を振り返る」と題して講演。明治15年、小県郡殿戸村(現・青木村)の小林家に生まれた慶太翁77年の生涯を辿り、「昭和の鉄道王」「都市開発事業家」「文化・芸術を愛した風流人」としての足跡と、「教育事業」を推進した姿を伝えた。
 
角田氏は「青木村が慶太を育てた」とし、「上田中学まで片道12㌔㍍の道のりを徒歩で春夏秋冬通い続け、心と体の土台を作った」とし、「『世の中のために尽くす』という、信州教育の志を実践した」と話す。
 
さらに「関東大震災で崩壊した蔵前の現・東工大を大岡山へ誘致したのをはじめ、慶應大や日本医科大などを東急沿線に誘致。自らも女子教育の場として東横商業女学校を開設し、学校法人・五島育英会を創設した」と紹介。影響を与えた3人の師にも触れ、幾多の試練を乗り越えて偉業を成した五島慶太翁の人物像を伝えた。
 
この日、北村政夫村長は「昨年、落雷により五島慶太翁の生家が全焼してしまったが、ピンチをチャンスに変えて記念館開設を検討していきたい」とし、また「松本中学同級生の子息から、『小林慶太』と書かれた行李をご寄贈いただいた」とし、紹介した。


▲講演会には大勢が訪れ、聴講した。講演者の角田光男氏は、東京都市大で五島慶太翁の顕彰を行っている


▲「小林慶太」と書かれた行李を示す北村村長


[信州民報:2019年1月30日(火)2面]


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