機械科・定時制で初!上田千曲高・定時制機械科の美齊津さん 高校生ものづくりコンテスト全国大会へ

安全に良いモノをつくろう―。上田千曲高校定時制機械科4年・美齊津(みさいず)哲哉さんは今月、愛知県で開催する「第18回高校生ものづくりコンテスト全国大会(東海大会)」の旋盤作業部門に出場する。全国大会への出場は同校機械科でも、定時制として初の快挙だ。
 
美齊津さんは県大会まで勝ち進んだ昨年に続き、今回は2回目の挑戦で北信越大会優勝し、全国大会への出場権を獲得した。
 
自身で買い集めたエンジンやフレームなど部品から、バイクをつくってしまうほど機械いじりが好きだという美齊津さん。同校2年の時に鷹野智昭教諭と出会い、勧められた旋盤技術を2年の夏休み過ぎから練習開始した。鷹野教諭は、美齊津さんについて「30年教員をする中で、これほどのセンスの良さは初めて。技術の習得速度も速く、一度教えたことは絶対に忘れないので、見ていて安心感がある」と絶賛だ。
 
全国大会に向け、練習に励む美齊津さんは「まだ修正が考えられるところがたくさんあり、完璧ではないが全国大会では決まった寸法通りのものを作って、安全に作業したい」と意気込む。
 
なお現在、千曲高にある小型旋盤の機械は北信越大会や全国大会で使う機械と異なり、操作方法なども違う。そのため北信越大会前の8月ごろから、県工科短大にある全国大会で使用の機械と同じ型の旋盤機械1台を借りて練習に取り組む。ただし練習時間は週1~2回で、準備や片付けの時間を除き1回あたり実質2時間30分程と短めだ。
 
鷹野教諭は「定時制でこういった大会に出場するのは全国的にも珍しいのでは。全日制の生徒がほとんどの中に混じって、全国大会に出られたことにすごく価値がある」と話す。そして「全日制と比べ定時制は意外と目立たないが、頑張っている人もいる。活躍を知ってもらえたら」と語った。
 
ものづくりコンテストの旋盤作業部門は、円筒形の金属製材料を機械で回転させ、刃物をあてて所定の寸法に削り出す。競技は2時間30分が標準時間で、それを超えると減点になるほか、所定の寸法も100分の1㍉を競う高い精度が求められる作業だ。全国大会では地方大会を勝ちあがった10人が技術を競い合う。同部門は愛知県の愛知総合工科高校を会場に、16日(金)~18日(日)に開催する。
 

▲県工科短大実習室で練習に励む美齊津さん


[信州民報:2018年11月6日(火)1面]

2018年11月6日の他記事


《情報元》信州民報新聞社
《購読のお申込み・お問合わせ》
TEL:0268-22-7355
お問い合わせフォームはこちら


[広告]
 

関連記事一覧