2018
07.18

【上田市】別所温泉地区の雨乞い祭り「岳の幟」 大勢が猛暑のなか夏の風物詩を堪能!

ニュース, 信州民報

上田市別所温泉地区の国指定選択無形文化財、雨乞い祭り「岳の幟」は15日に開催。色とりどりの反物を結び付けた6㍍の竹竿が温泉街を彩り、多くの見物客が夏の風物詩を堪能した。

同祭りは、別所温泉地区の4自治会(分去、大湯、院内、上手)が当番制で運営。今年の当番は分去自治会(横沢光俊自治会長)で、自治会員らは未明に夫神岳山頂へ行く。祠に反物を備え、横沢自治会長が祝詞をあげて「雨乞い」と「五穀豊穣」「無病息災」を祈願。

その後は幟を張って下山し、青が目印の反物を結び付けた「上り竜」の幟を先頭に60本の幟を立て、赤が目印の「下り竜」を最後尾に地区上方からの行列で進んだ。三頭獅子、ささら踊りの一行と合流し、上手日影地区から石湯前、大湯前、あいそめの湯、別所神社と地区内を回る。そして裃を身に付けた松﨑良人保存会会長(別所神社総代長)らが見守る中、各所で女児による「ささら踊り」と「獅子舞」を披露、奉納した。

また踊りの前には、小学生高学年女子が「今から514年前の永正元年に大干ばつに見舞われ、夫神岳の山の神様に祈願したところ雨が降ったことから始まった祭り」と、祭りの由来を紹介。伝統芸能を継承する「岳の会」(25人)の竹内博俊会長が、「ささら踊りは別所温泉と周辺自治会の女子30人、太鼓の男子9人が暑い中、頑張ってくれた」とし、三頭獅子担当の青木秀樹さん、西澤隆徳さん、西島圭一さんが猛暑の中、獅子舞を披露した。

朝から行列に同行しながら写真撮影する写真愛好家も多く、複数回来ているという松本市の男性は、先回りして行列を撮影。本で知り初めて来たという東京の男性は「幟や子どもたちの踊りなど、見たことのない光景に心躍る。温泉街の風情と共に祭りを楽しんでいる」と話した。


▲地区内を行列する、色とりどりの「岳の幟」は風情を醸す


[信州民報:2018年7月18日(火)2面]

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