【50年前】難しい点訳奉仕者養成 ”一人前”たった3% 足りないづくめの点字図書館

50年前記事

五十年前の今日の見出し 昭和46年1月 第6599號

▼難しい点訳奉仕者養成 ”一人前”たった3% 足りないづくめの点字図書館

日赤上田奉仕団では、二十三日から六回の予定で盲人用の点訳講習会を開くが、講師である内藤上田点字図書館長の手もとに届いた受講申し込み者は十六人。ほとんどが家庭の主婦でしめられている。「この中からひとりでも一人前になってくれる人がいるといいが」というのが図書館側のいつわらざる思いだ。というのは、点字講習は週一回宛、六回で実地講習を打ち切り、あとは通信教育を受けて約二年かかって一人前になる。ところが、その間に脱落してしまう人がほとんどで、たまたま一人前になっても、まるっきり無報酬で文字通り「奉仕」の点訳に、次第に遠ざかってしまうのが通常。事実…

▼ホウネンワセを越える品種=信交三三〇を県銘柄に

米の生産調整にともない県産米も量から質への転換が迫られているが、県では新年度から新品種「信交三三〇号」の試験栽培を始め、一部で市場にも出荷することになった。この新品種、信交三三〇号は現在ウルチの基幹品種となっているホウネンワセ病に強いとされている若葉の交配で生まれたもので、すでに品質をみるための試験栽培の結果、①収量、味ともホウネンワセより良い②ホウネンワセより長めで、光沢もある③天候による品質の変動が比較的少ない―など、ホウネンワセよりすぐれていることが明らかになっている。このため県では…

▼〝こく〟のある酒=今年の新酒上でき

冬は日本酒の醸造季節で、昔から寒仕込みといわれている。上田税務署管内の醸造家は上田六軒、丸子五軒、戸倉二軒の計十三軒で今年の醸造石数見込み高は二千九百㌔㍑(一万六千石)で、前年度に比し十八%の増となっている。今年は気温が、もろみの発酵には最適で経過はいずれも順調で、既に五分の三が仕込みを終り、四分の一は酒になって…

▼もう満杯で増築=新築して十年の四中

上田市教育委員会は、市内三好町の第四中学が、生徒の自然増により、早晩収容しきれなくなり、校舎の増設を余儀なくされるとみて隣接地の敷地確保にのり出している。第四中学の通学区には、上田原団地、千曲団地、築地団地などの団地をはじめ、現在住宅地として伸びつつある…

関連記事一覧

特集記事

TOP